« 2010年09月 | メイン | 2010年11月 »

2010年10月 アーカイブ

ガットと農業 2

これらの事態に直面して、農業関係者の間には危機感を通り越して一種のあきらめムードが次第に拡がってきています。


それは、具体的には「ガットの場では日本は少数派なのだから何を主張しても押しきられてしまう」といった力関係派から、


「ガットは自由貿易を原則とする国際機関であるから農業もこれに従わざるをえない」という原則肯定派。


さらには「ガット規定は国際的に取決められた条約であるからこれに違反することはできない」とする順法派など、人によってさまざまです。


しかし、そこに共通してみられるのはガットの諸規定なり、いわゆるガット体制なりを無条件に所与の前提として受けとめ、日本農業はこれに受動的に対応していかざるをえないという無力感でしょう。


こうした農業関係者のあきらめムードに、農業自由化は世界の大勢であり、自由貿易を守ることが日本の責務だとする一般マスコミの軽薄な論調が強く影響していることはいうまでもありません。

ガットと農業 3

しかし、はたしてそうでしょうか。


ガットの自由貿易原則とはそれほど確乎とした、自明なものであるのかどうか。


むしろそれはさまざまな例外と解釈の余地を残した、きわめて柔軟で弾力的なものではないでしょうか。


また、ガットの諸規定はどれだけ各国の貿易政策をしばり、どの程度の法的規制力を現実に発揮しているのでしょうか。


逆にそうした法的規制が十分にはたらかない部面ではどのような事態が生じているのでしょう。


さらに、1970年代以降の世界経済の大きな構造変化のなかで、ガットの自由貿易原則ははたしてどれだけの現実適応性をもっているのでしょうか。


むしろガットはそうした現実の変化に引きずられて、制度的にも実態的にも本来の原則から大きくそれる方向に動いているのではないのでしょうか・・・。


世界経済のなかで果しつつあるガットの役割とその変貌を客観的にとらえるためには、その自由貿易原則を抽象的・形式的にうんぬんするのではだめでしょう。


われわれはガットの内部に立ち入り、その基本的論理構造と現実的機能とを世界経済の実態とのつき合わせのなかで検討してみることが必要なのです。

About

2010年10月にブログ「Rock☆Star」に投稿されたすべてのエントリです。新しい順に並んでいます。

前のアーカイブは2010年09月です。

次のアーカイブは2010年11月です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

管理人のお気に入り

中古車 買取
車の売却をお考えの方は中古車買取ジャイアントへ。

ステッカー

工業用ステッカー、包装用シール、食品ラベルまで、オリジナルにて、1枚から法人様向け大口枚数まで印刷・制作いたします。型抜きや特殊プリントのステッカー、シールも作成します。

  • 通販物流
  • 発送代行や物流倉庫をお探しなら、ネットショップ専門の物流倉庫会社に無料で一括見積依頼できる「EC物流倉庫ナビ」!ネットショップ・通販梱包発送、発送代行、通販物流、出荷代行、物流アウトソーシングの業者を無料でご紹介します。

テント レンタル

イベント集会用テントのお届けレンタル。往復送料無料で配送いたします。

中古トラック

中古トラック販売、買取のトラックセンター鹿児島。民間車検工場完備で車検/板金/整備/架装などお客様のあらゆるニーズに対応いたします。