造林業を守る
「子孫のために美田を残さず」ということわざがあります。
しかし、大蔵省は「子孫のために美林を残させず」と眼を光らせているようなものです。
伐期が長くなれば立木の価格は上昇し利益も大きくなるのです。
・・・しかし、樹齢200年の美林を育てようとしても、仮に30年毎に相続があるとするなら、200年の伐期までに6回も相続税の苦労をしなければなりません。
いつになっても売れるものは安くて、経営の成り立たない青田刈りで、じり貧となるばかりです。
1本1000万円以上などという山林は永久に見られなくなるのです。
税務署にしても相続のつど山林の評価に苦労していますが、結果得られる税収はわずかなものでしかありません。
伐採か譲渡により利益が出たときにはじめて所得税分を含めて課税することとすれば、徴税事務を簡素化できる上に毎年十分な税収を得ることができるでしょう。
その方がどれほど有利であるか、十分に検討願いたいのです。